堀川から見る名古屋:過去から未来をストリーミングする

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トーク〈納屋橋エリア〉

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堀川や運河にそれぞれの立場で関わるゲストを迎え、市内に流れる運河の活用など名古屋の過去を紐解きながら、現在そして未来のまちづくりについて考察する。

日時:
3月15日(月)18:00-19:30
会場:
モアチェモアチェ
ゲスト:
竹中克行(愛知県立大学教授|地理学)
秀島栄三(名古屋工業大学教授|土木計画)
クレメンス・メッツラー(イラストレーター/デザイナー)
進行:
河村陽介(本展ディレクター)
定員:
30名(要予約)
  • 先着順での受付となります。定員に達し次第受付を終了いたします。
  • 新型コロナウィルス感染防止への対策のため、定員を設けさせていただきます。
  • 当日はオンラインによるライブ配信も予定しております。

アーカイブ配信は3/28で終了しました

本企画の軸となっている堀川から見た名古屋の地域特性や文化について3名のゲストを招いてトークを行いました。
竹中氏は名古屋の地・層をテーマに名古屋の台地の特徴と堀川の成り立ち、そこに形成された文化について解説いただきました。秀島氏は都市計画の観点から水辺の魅力とまちづくりについて、さまざまな事例や自身の堀川での活動などをまじえて紹介し、堀川の魅力のつくりかたや将来像について話していただきました。イラストレーター/グラフィックデザイナーであるメッツラー氏は名古屋の地域性にさまざまな特徴があると捉え、台地、運河沿いに発達したまちなみのイラストの作例から、過去の集落からまちの営みや地理的な特徴を読み解き解説していただきました。
また、後半の鼎談では都市の中心部に水辺があることの魅力や重要性などについて今後への期待や眺望を話していただきました。

ゲスト

竹中克行

愛知県立大学教授|地理学

地中海都市を対象とするフィールド調査と理論研究を下敷きに、日本国内での応用的な都市研究を手掛ける。名古屋・中川運河再生運動へのかかわりをきっかけに、地域の「らしさ」を可視化するための空間コード研究を提案。主な著書に、『地中海都市―人と都市のコミュニケーション』(東京大学出版会、2021)、『空間コードから共創する中川運河―「らしさ」のある都市づくり』(鹿島出版会、2016、編著)など。

秀島栄三

名古屋工業大学教授|土木計画

1992年京都大学助手、1998年名古屋工業大学講師、2000年JICA長期専門家派遣(ブラジル)、2004年スタンフォード大学研究員、2012年教授。専門は土木計画、都市計画、政策科学。著書に『環境計画』(共立出版、2008)、『土木と景観』(学芸出版社、2007、共著)など。「堀川まちづくり構想」、「中川運河再生計画」の策定、「水辺とまちの入口研究所」の活動など水辺のまちづくりに関わり、ほかに愛知県、名古屋市等の都市計画審議会委員、認定NPO法人レスキューストックヤード理事などを務める。

クレメンス・メッツラー

イラストレーター

1993年ドイツBurg Giebichenstein University of Art and Design卒業。1998年来日。イラストレーターとして、明治村、犬山城、雑誌『Tarzan』『クロワッサン』『日経おとなのOFF』など多数の挿絵を手がけているほか、近年は小原和紙に墨とガラスペンでドイツと日本の現在と過去、建築、景観、人々の暮らしを描いている。名古屋イラストレーターズクラブ/中部クリエイターズクラブ会員、愛知県立大学、愛知県立芸術大学、大同大学で非常勤講師。