CODE|NAGOYA 2011がスタートします。
今年のテーマは『スーベニア(おみやげ)』です。
ユネスコ・クリエイティブ・シティズ・ネットワークのデザイン都市が同じ枠組みの中で取組むプロジェクト「CODE – 都市のアイデンティティを探る」の第2回のテーマは「おみやげ/記念品」です。私たちの街を訪れた方々の心に記憶として残るもの、あるいは私たちが地元のおみやげとして贈りたい、その土地ならではのおみやげ/記念品を各都市で提案します。今回は、現在すでにあるおみやげや記念品などをリサーチし、名古屋のアイデンティティを探りながら、新しいおみやげ/記念品を提案してくださる大学・専門学校などの教育機関を募集します。チームを作ってご参加ください。
【受付は終了しました/参加教育機関が決まりました】
背景と趣旨
名古屋市は2008年10月16日、これまでの取組みと今後の方向性が認められユネスコ・クリエイティブ・シティズ・ネットワーク※1のデザイン都市に認定されました。
2011年7月現在、デザイン都市に認定されている都市は、ブエノスアイレス、ベルリン、モントリオール、名古屋、神戸、深圳、上海、ソウル、サンテティエンヌ、グラーツの10都市です。
このデザイン都市が構成するネットワークの枠組みで、2010年度より、「CODE: 都市のアイデンティティ※2」を探るプロジェクトに取り組んでおり、第1回の昨年は、デザイナーをはじめとして創造的・文化的な活動をしている方々に、それぞれの都市のイメージをポスターデザインに表現していただきました。
今年度は、都市を訪れた方に対して、歓迎の気持ちとその記憶を心に残してもらうためにお贈りする、あるいは私たちが海外へ行くおりに、その都市を表現するにふさわしいおみやげ、また購入いただくその土地ならではのおみやげ/記念品を提案することになりました。
本事業では、学生同士の共同作業により、将来を担う創造的人材の育成と学校の枠を超えた交流も図ってまいります。
- ※1
- ユネスコ・クリエイティブ・シティズ・ネットワークとは、グローバル化の中でも文化的表現の多様性をめざすユネスコが、文化的な産業の振興により都市の活性化を目指す“創造都市”の連携と相互交流を支援するために2004年に創設したものです。
このネットワークには、①文学 ②映画 ③音楽 ④クラフト&フォークアート ⑤デザイン ⑥メディアアート ⑦食文化の7つの分野が設定されています。
- ※2
- 「CODE」は、City Of Design(デザイン都市)を表し、また、個々のUNESCO Design Cityが持つ独自のコード(記号/シンボル)も表しています。
概要
本研究事業は同じデザイン都市に認定されている神戸市との共同の取組みであり、2012年2月には名古屋・神戸でチーム代表者による成果発表および展示を予定しています。最終的には、これらの取組みをまとめた報告書を作成し、提案された各作品については、他のユネスコデザイン都市での展示会に名古屋を代表するおみやげ/記念品として出展される可能性があります。
【対象】
名古屋エリア(愛知・岐阜・三重)の教育機関(大学/短期大学/専門学校など)毎のチームで参加してください。チームの構成人数は自由ですが、最終的な提案は各教育機関ひとつでお願いします。
【定数】
4校程度(予定)
【研究内容】
新しい視点で『名古屋のスーベニア(おみやげ)』を考え、提案・発表する。
- まず現在すでにある「名古屋のスーベニア(おみやげ)」についてのリサーチを行った上で問題点を考え、解決策と新しいアイデアづくりに取組んでください。
- 取り組む過程の中で、商品化も視野に入れて、積極的に地域や企業との連携を模索していただくとともに、最終提案に際しては、必ず試作品展示を目指していただきます。
- 必要/希望に応じてデザイナー、クリエイターまたはプロデューサーとの意見交換/講評の場を設定します。
- 各チームの代表者には、名古屋・神戸において開催する展示・発表会にてそれぞれの取組みについて発表していただきます。発表の形態は自由(ppt、映像、etc)です。ただし発表に機材等を要する場合は事務局とよく相談、調整してください。
- 最終的には、これらの取組みをまとめた報告書を作成するため、各チームから活動内容の報告およびその資料(リサーチ結果・写真等)をご提出いただきます。
提案する際の視点
- Sustainable and eco responsible / 持続可能で地球環境に配慮したものであるか
- Universal / ユニバーサルなものであるか
- Functional / 機能的か
- Well made / 上質なものであるか
- Poignant / 心を打つか
- Timeless / 時間や年齢を問わないものであるか
- Socially useful / 社会に役立つか
- Beautiful / 美しいか
- Ergonomic / 人間工学にかなっているか
- Financially accessible / 経済的か
- Easy to transport / 持ち運びし易いか
- As light as possible / 軽量化されているか
- In compliance with Customs regulations / 税関の規制にかからないものであるか
- Locally made / その地域でつくられたものであるか
- Emblematic or representative of NAGOYA / 名古屋を象徴、代表するものであるか
スケジュール
2011年度
◎CODE|Souvenir 2011 >>> NAGOYA+KOBE展
- 名古屋:
- 2012年2月1日(水)ー 6日(月)
- 神戸:
- 2012年2月17日(金)ー 23日(木)
◎公開プレゼンテーション
- 名古屋:
- 2012年2月3日(金)
- 神戸:
- 2012年2月17日(金)
- 2月下旬:
- 報告書の作成(年度内に完成)
2012年度
各デザイン都市での展示会へ出展(予定)
委託費
- 委託費として、上限20万円とし、必要額を各チームに支給します。
支給対象費用:
新たなスーベニア(おみやげ/記念品)開発のための調査・提案・発表にかかる製作費、消耗品費、通信運搬費、旅費(神戸往復含む)など
※最終展示用素材(パネル等)、最終報告書に関しては別途事務局が調整の上、作成します。
支給対象除外費用:
食糧費、備品購入費、参加者に対する謝金
- 委託費については、ワークショップ終了後速やかに指定の「委託費精算報告書」と証拠書類(領収書など)を提出し、精算を行っていただきます。
- 主催:クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会
- 構成団体|名古屋市/株式会社国際デザインセンター/名古屋商工会議所/中部デザイン団体協議会
- お問い合わせ/クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会
- 株式会社国際デザインセンター内 TEL: 052-265-2105 Email: info-code@creative-nagoya.jp